Chromebookはオフラインでも使えるの?
TV CMでも盛んに宣伝されるようになったChromebookですが、Wi-Fi環境がないと(ネットワークに繋がっていないと)全く使えないと誤解されている人もいるんじゃないかと。もちろん、それは間違い。Chromebookはオフラインでも使えます。
スマートフォンはもちろんですが、最近はWindowsパソコンもネットワークに繋がっていることを前提にした造りになっていますから、その点ではChromebookも変わらないと言えます。クラウドサービスを使ったソフトウェアや、Webブラウザ上で動くアプリケーションなどは、ネットワークを介してサーバーに繋がっていないとダメなものが多いですから。
その意味で、Chromebookも特別な存在という訳ではない、と言うことです。
色々試してみました
そもそも、オフラインでもChromebookにログインできます。これができないと話が進まないですからね。ログインユーザーの設定はローカルストレージに保管されているので、オフラインでもOK。オフラインでは新たなユーザーを登録することはできませんが、まあ仕方ないかな。
山のようにあるアプリを全部試す訳にも行かないので、このサイトでも紹介したことのあるものや、私がブログ記事を書く時に使うものをピックアップしました。
使える
- Gmail
- Google ドキュメント
- Google スプレッドシート
- Google スライド
- Google Keep
- Photoshop Express
- StackEdit
使えない
- WordPress.com
- SSブログ(旧so-netブログ)
- YouTube
- Google Play Music
- Google マップ
- Dropbox Paper
- Evernote
予想通り、ブログサービスはダメですね。まあ、サーバー上にデータがある訳だからこれは仕方がないかな。ブログ記事の下書きをオフラインで書ける機能があるかなと思ったけど、ダメそう。
下書きと言えば、いつもメモ代わりに使っているEvernoteやDropbox Paperもダメなのは痛い。起動が速くて、あとで転記するのが楽なので、アウトラインをベースに軽く本文も書く時に使ってます。
オフラインの時にネットワーク必須のアプリを立ち上げると以下のような警告画面が出てきちゃいます。
エディタとして使えるのは、Google KeepやStackEditなどでしょうか。Google ドキュメントでもいいかな。この辺りは、オフラインでデータを作成すると、次にオンラインになった時に自動で同期する(サーバーにアップされる)ようになってました。
ただ、Gmailの画面から呼び出せるパターンのGoogle KeepやGoogle ToDoは起動できませんでした。単体(?)だと大丈夫でも、呼び出し方によってはダメなことがあるようなので、注意が必要です。
事前設定が必要な物もあるのでご注意
オフラインで使えるアプリでも、事前に設定をしておかないとダメなものもありました。Gmailがそれ。Chromebookのローカルストレージ上にメールを保管しておく宣言をしておかないとダメでした。オンライン時に設定しないといけないのでご注意を。
ただ、ご存じの通り、Chromebookは一般的にローカルのストレージ容量が小さいものが多いですから、ローカルにとって置くメールの量は少なめにしておきましょう。あと、添付ファイルも考えもの。基本は一緒にダウンロードしない方が良いかも。
このように、事前設定が必要な場合もありますが、基本的にはChromebookもオフラインで使える・動くということが改めて確認されたのでした。
やっぱりWi-Fiに繋がっている方が良いな
これを言っちゃ元も子もないですが、やっぱりネットワークはあった方が良いですね。上記の通り、オフラインでも使えるものが多いですが、制限が出てしまいます。そして、肝心のブログサービスはオンラインじゃないとダメですから。
最近は公共施設やカフェなどでフリーWi-Fiサービスを提供してくれていますし、楽天モバイルのデータ無制限サービスでテザリングしても良いし(「楽天モバイル Rakuten Miniでテザリング | ぶんじんのおはなし第二話」を参照のこと)、ネットワークが使えない状況はだいぶ減ったでしょう。そして、これからもさらに改善されていくはず。と言うことで、オフラインでの使用は”非常事態の緊急対応”的な位置づけで考えておけば良いのかなと思います。
とりあえず、オフラインでも使えるエディタを用意する(決めておく)くらいの準備をしておけばいいでしょう。
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