Chrome OS (V.93.0.4577.69)の新機能
絶えずアップデートを提供してくれているChromebook(Chrome OS)ですが、ここにきてまたちょっと特筆すべき新機能が加わりました。
今日はその中から「ビデオ通話の機能向上」の話です。
これまでも「Chromebookでもネットミーティングは大丈夫だよ」ということで、いくつかの記事で実際に使ってみた様子を紹介しました。下記の記事を参考にしてください。
で、これらの記事でも書いているんですが、Google Meet, Teams, ZoomなどのツールはChromebookでも使えます。ただ、これまでは「バーチャル背景が使えない」などの制限がありました。まあ、オフィスなどで使う場合は問題ないのでしょうが、在宅勤務・テレワークだと支障の出ることも。私も、自宅の部屋が写っちゃうのはなぁと、家の中で問題ない場所を探すのに苦労していました。
で、今回のChrome OSのバージョンアップでは「ビデオ通話の機能向上」が向上したとのこと。具体的には、
新しいGoogle Meetアプリでは、動作が改善され、会議を楽しい雰囲気にする背景設定などの機能が使いやすくなりました。
とあります。そう、「バーチャル背景が使えるようになった」訳です。
早速試してみた
と言うことで、早速やってみました。Chrome OS上でGoogle Meetは “Webアプリ” として利用できます。ブラウザ上で動かしていることに変わりは無いんですが、URLのこの部分をクリックすると、あたかも独立したアプリのように別画面でどうさせることができるという仕組み。
ちょっと話が逸れちゃいました。
さて、Google Meetを立ち上げ、ビデオの設定画面を開いてみると、おお!ありました。Windowsで使っている時はお馴染みの背景指定の画面が出てきました。使い方は同じです。バーチャル背景にしたい画像を選ぶだけ。
賢く見えるように、本棚を背景にしてみましたが、さてどうですかね。これで在宅勤務・テレワークでも気兼ねなくGoogle Meetを使うことができそうです。
残念ながらTeamsやZoomではまだダメでした
ただ、上記の新機能紹介文にある通り、対応しているのはまだ(?)Google Meetだけのようです。他のツールでも試したのですが、これまで通りにバーチャル背景の指定はできないままです。
こちらはMicrosoftのTeams。デバイスの設定画面を開いてもオーディオ関係しか出てきません。
こちらはZoomの設定画面。同じく、ビデオの設定画面には「バーチャル背景」の項目はありません。
結論
結論として、まずは自前のツールから対応したので取りあえずリリースしました、という感じです。ChromebookではGoogle Meetを使って欲しいという想いもあるのかな。とは言え、ZoomやTeamsも大人気のネットミーティングツール。早く対応してほしいものです。今後に期待。