キーボードの設定変更 :慣れた英語配列にしてみた

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キーボードのキー配列について

キーボードの配列に関しては、本体についている物理的なキーボードの配列と、ソフトウェアで設定する配列との、二種類があります。

物理的なキーボード配列は、Chromebookを購入したときに決まってしまっていますから、普通は取り替え不可能。日本で売られている機種は大抵が日本語配列(106キー)。英語配列(101キー)のオプションがある機種もたまにあります。
日本語配列と英語配列ですが、アルファベットはどちらもQWERTY配列(左上から右へ順に、この並びになっている)です(他の言語に適した別の配列もありますが、日本ではほぼ見かけません)。最近はほぼほぼローマ字入力&変換するでしょうから、日本語を入力する場合も日本語配列、英語配列で違いはありません。

では何が違うのか。記号関連に割り当てられているキーが違います。丸括弧(「(」と「)」)が、日本語配列だと数字の8と9のキーに割り当てられていますが、英語配列だと9と0になっています。その他の記号もだいぶ位置が異なっています。両者でキートップに印字されている文字が違っているので、機会があれば見比べてみてください。
ちなみに私は、自宅のWindowsパソコンでは無刻印HHKBを使っているので、物理配置は関係ない(?)状態になっていますが。

で、論理配列ですが、これはそれぞれのキーが押された時にどの文字だと認識させるのかの設定になります。こちらも、黙っていれば物理配列とおなじになるようにデフォルトでは設定されているので、特に気にしたことはないかもしれません。
でも、物理配列と論理配列とは異なっていても構わないのです。物理的なキートップに「9」と「)」とが印字されていても、論理配列を英語配列にするとShift +9で「(」が入力されるんです。

慣れたキー配列にしたい、どれも同じキー配列で入力したい

どの機種でも日本語配列キーボードと英語配列キーボードの両方を発売してくれていればこんな問題はないのですが、商売上なかなか両方を揃えてくれていることはなく、大抵は日本語配列のみです。今回購入したASUS Chromebook Plus CM34 Flipも日本語配列の機種しかありませんでした。

(こうやって見ると、ずいぶんと汚れていますね。クリーニングしないと。。。)

私は、最初に触って馴染んだパソコン(ワークステーション?)がSUNのUNIX機だったので(もう、数十年前、前世紀の話です)、それに指が馴染んでしまっていました(ちなみに、その後はSonyのNEWSでした!)。さらに遡ると、中学生の時にolivetti lettera blackというタイプライターを買ってもらい、それで英語の勉強をしていたんです。なので、完全に英語配列の身体になっていたですね、これが。
時代がWindowsパソコンになっても、デスクトップ機であればキーボードは外付けですから、英語配列のものを購入して使っていました(HHKBです)。でも、時代は進んでラップトップが主流に。こうなると簡単には物理的なキーボード交換はできません。そこで、物理的な配列は無視して、論理配列の設定を英語配列に変えて使うようになりました。

話が長くなりましたが、このASUS Chromebook Plus CM34 Flipでも配列を変えて使っています。

Chromebook/Chromebook Plusでキー配列を設定する

やっと本題。Chrome OSでのキーボードの論理配列の変え方の話です。上述したように、物理的なキーボードのキートップに印字されている文字とは別に、論理配列を設定すれば英語配列のキーボードとして使えるのです。まあ、キートップが無刻印ならばいいんでしょうが、印字されているものと異なる文字・記号が入力されるので混乱することがあるかもしれません。が、そもそもキー配列を変えようと言う人ならばキーを見ずにタッチタイピングをしているでしょうから問題ないでしょう。

設定メニューで「デバイス」→「キーボードと入力」→「入力設定」と進んでください。ここの「入力設定」でキーボードの論理配置を変更することができます。「入力方法の追加」や削除を使って以下の二種類を設定します。

  • 英語(アメリカ)
  • 日本語(US)キーボード

するとあら不思議、物理的に印字されている記号とは関係なく英語配列(101キー)の通りに入力ができるようになりました! まあ、当たり前ですが。

  • キーボードの設定変更
  • キーボードの設定変更
  • キーボードの設定変更

では、英語入力から日本語入力へ切り替えるにはどうすればいいでしょうか。それは

  • Ctrl + spaceキー

を使ってください。これはFEP(日本語入力ツール)を呼び出すというより、上記で設定した二種類の論理配置を切り替える動作になります。結果的に英語入力から日本語入力に切り替わるという仕組み。再び英語入力に切り替えるときも同じです。

慣れた環境を維持することの大事さ

キーボードHHKBの公式ページに、キーボードに関する“哲学”が語られています。ここにそれを引用すると

アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。
いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。
[東京大学 和田英一 名誉教授の談話]

いやぁ、かっこいいですね。私はHHKBの初号機から愛用しているんですが、この話は全くその通りだと思っています。

今はもうプログラミングをすることもなくなってしまったんですが、こうやってブログの文章を書く時も、やはり慣れた環境でやりたいもの。昔の習慣にしがみついているだけとも言えますが、まあ自分に合った環境で仕事をしたいというのはどんな場合でもあるでしょう。
今回、Chromebook Plusのキーボード設定を変えたことで、以前よりも快適さが増しました。小さなことですが、何事も気持ちよく行きたいものですから。

ということで、誰かの役に立つのかわかりませんが、tipsを一つご紹介しました。

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