ASUS(アスース)主催のASUS Chromebookセミナーに参加し、同社から新発売されたASUS Chromebook Flip C100PAをモニター試用させてもらいました。
イベントの様子は「ASUS Chromebook Flip C100PA 登場でChromebook人気に火が付くか?!」を見てください。
★テントスタイルを試す
前回の「ASUS Chromebook Flip C100PAを試す:まずは開梱」では、普通にパソコンスタイルで使い始めたところを紹介しました。実際、どんな感じかなと報告しようと思ったのですが、普通にノートパソコンとして使えてしまって、当たり前すぎるので割愛。
今回はASUS Chromebook Flip C100PAの一番の特徴である「ディスプレイが360度回転し、色んなスタイルで使える」ところを紹介することにしました。
まずはテントスタイルです。これは、△の形に折り曲げて、下の写真のように立てて使うモードです。この特徴は、スペースがあんまり無い状態でもコンパクトに立てて使えるところ。ノートパソコンスタイルだと、本体分のスペースが必要な訳ですが、こちらだとスリムな三角形にすればかなり少ない場所でOKです。
ディスプレイをぐるりと回していき、190度を超えるとキーボードやタッチパッドに自動でロックがかかり、押しても触っても反応しなくなります。なので、立てるときにキーボードに触っちゃっても問題なし。
ASUS Chromebook Flip C100PAのディスプレイはタッチパネルですから、この形状でも操作はOK。指でちょんちょん叩いてボタンを“クリック”できます。とは言え、キー操作が必要であれば通常のノートパソコンスタイルで使う方が良いに決まっています。では、このテントスタイルは何のためにあるか。それは画面操作がほとんど無く、眺めているだけの場合。そう、音楽を聴いたり、動画を見たりする場合ですね。
試しにYouTubeを起動させてみました。パーソナルなテレビ感覚で、のんびり視聴できます。スペースがなくても立てられますからね、カフェの小さなテーブルでも大丈夫。お茶を飲みながらゆっくりとお好みの動画が楽しめるでしょう。ただ、唯一の欠点は、このスタイルにすると「ASUS」のロゴが逆さまになってしまうこと。気になる人には気になっちゃうかも知れませんね。
★タブレットスタイルを試す
さて、タブレットスタイルはどんなときに使えるでしょうか。私の場合、Androidのタブレットは、カフェや電車の中で動画を見たり、メールを読んだり、電子書籍(主に雑誌。文字が主の本であればKindle Paperwhiteを使っています)を読んだりするのに使ってます。なので、ASUS Chromebook Flip C100PAの場合もまずは同じことができるか確認。
KindleにはCloud Readerという拡張機能・アプリがあるので、それを利用すればChromebookでも問題なく読めます。当たり前ですが、AmazonのCloud側(サーバー側)でコンテンツ管理されているので、自分のIDを使えば自分の本棚が当たり前のようにそこに現れます。
やっぱり、こんな風に縦方向に、ヒンジ(回転軸)の方を持って使うのが普通かな。良い感じで指が引っかかるのがグッドです。ただ、流石に片手だとちょっと重たいかな。Kindle Paperwhiteが200g強なのに比べると。。。両手持ちかな、ゆっくりと読書するには。
とは言え、パソコンとタブレット、もしくはKindleを持ち歩くのと、このASUS Chromebook Flip C100PA一台だけを持ち歩くので(ほぼ)同じことができると考えると、多少の重さは我慢できるかな。
カラー写真を使っているページもきれいに表示しています。これならば雑誌のグラビアや、細かい図表なんぞも大丈夫でしょう。
あと、ボールペン・万年筆が使えない美術館の中などで(立った姿勢で)メモを録ろうとする時にも使えるでしょう。EvernoteやOneNoteや、お好きなメモアプリを使い、こんな感じでソフトキーボードを呼び出せばOK。この場合、横向きだとキーボードが横に広がって操作しにくいので、縦向きに持つのがポイント。両手で持ち、親指でキーボードを操作すると、立ったままでもしっかりとメモが録れますよ。この使い方もタブレットスタイルだからこそできるもの。
ということで、それぞれのスタイルでどんな風に使えるか試してみました。タブレット(専用機)に比べて重いという欠点はあるものの、色んな使い方が一台でできてしまうのは便利だなと実感したのでありました。うむ、良いですね、これ。
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