ASUS Chromebook Flip C436FAとは
半年前(Mar/2020)に、米国でASUS Chromebook Flip C436FAが紹介されている話を記事にしました。いつ、日本でも発売になるのかな?とその時に書いたのですが、やっとASUSストアに登場しました。私の愛機であるASUS Chromebook Flip C434TAの後継機です。
名前の通り、フリップ式のディスプレイで、360度ぐるりと回り、タブレットスタイルにもなるというもの。また、テントスタイルは、狭いテーブルなどで動画を見るのに丁度いいスタイルですよ。
USB Type-C端子が左右どちらにもついているので、AC電源アダプターを繋ぐにも、他の周辺機器を繋ぐにも便利です。プレゼンテーションの時など、二台の外部ディスプレイに繋ぐことも可能。
指紋認証センサーを搭載しているので、パスワード・PINの入力をすることなくログインが可能です。
そしてなんと言ってもUSIペン対応のディスプレイであること。最大4,096段階の筆圧感知によって非常に滑らかに文字を書いたり、絵を描いたりできます。
海外版とちょっとだけスペックが違っているようなので、詳しい日本版のスペックを下記に載せておきます。
カラーバリエーション | エアロジェル・ホワイトのみ(トランスペアレント・シルバーはなし) |
CPU | Intel Core i7-10510U, i5-10210U, i3-10110U |
グラフィックス | Integrated Intel UHD Graphics |
ディスプレイ | 14 inch ワイドTFTカラー液晶 Full-HD(1920 x 1080), 16:9 画面占有率 85% USI 1.0スタイラスペン対応 |
メモリ | 16 GB/8 GB 2133MHz LPDDR3 |
ストレージ | 512GB(i7版)/256GB(i5版)/128GB(i3版) PCIe NVMe 3.0×2 M.2 SSD 100GBのクラウドストレージ12ヶ月無料使用できるGoogle Oneの使用権付き |
インターフェース | USB 3.1 Gen 1 Type-C x 2(海外版はUSB3.2), オーディオコンボジャック, MicroSDスロット |
キーボード・タッチパッド | 78キー日本語キーボード(イルミネートキーボード)(i7版には英語配列もあり)、指紋認証センサー付き, マルチジェスチャーサポートタッチパッド |
オーディオ | クアッドスピーカー, Harman Kardon認証システム |
カメラ | HD カメラ |
通信 | Wi-Fi 6(802.11a/b/g/n/ac/ax), Bluetooth V5.0 |
電源・バッテリー | 45W Type-Cアダプタ, 42Wh 3セルバッテリ(稼働 約12時間) |
大きさ・重さ | 1.376 x 31.95 x 20.8 cm, 1.1Kg |
同梱品 | ACアダプター、製品マニュアル、製品保証書、ASUS USIペン(SA300)、マグネットペンホルダー(海外版は、USIペンは別売りみたい) |
あと、海外版は当然、キーボードは日本語配列ではありません。
スペック的にはそれほど気になる違いではなさそうですが、大きいのはUSIペンが同梱されている事でしょうか。下記の記事でも書きましたが、他のメーカー(HPやLenovo)ではUSIペンの供給が充分ではなく、品不足になっている模様。そんな時に、同梱してくれているのは安心ですね。
あと、ペンホルダーはSDカードスロットに挿して“固定”することができるようです。よく考えましたね、この仕組み。耐久性にちょっと不安はありそうですが。。。
詳しくは下記のプレスリリースを見てください。
ちなみに、今日時点(2020/10/26)ではASUSストアには単独でUSIペン(SA300)だけは売っていないようです。そのうち、ラインナップされるのかな。
問題は価格か
スペック的には申し分ないと思います。前のASUS Chromebook Flip C434TAを未だに使っていますが、それでも充分に働いてくれているので、その後継機ですからね、頼もしい限りです。そして、USIペンにも対応して、タブレットスタイルでの使い勝手も良くなっているでしょう。すぐに買い換えたいくらいです。
が、問題はお値段。ASUSストアだとi7版が154,364円、i5版が136,182円、i3版が108,909円(いずれも税別)となっています。うーむ、“Chromebookにしては・・・”という値段ですね。USIペンが附属している(HPのだと8,000円程度はするもの)とは言え、なかなか。
まあ、Windowsパソコンに比べれば寿命が長いので(OSのアップデート提供期間が長い、スピードが落ちていかない、など)、トータルコストという意味ではWindowsパソコンよりは割安かも知れません。
せっかくならば性能のいいChromebookが欲しいという方にはおすすめです。購入は、ASUSストアのChromebookコーナーでどうぞ。