Chromebookを買って失敗した! と思わないために

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なぜ、失敗したとなってしまうのか

「Chromebook 失敗」のキーワードで検索してこのサイトに来る人がいる。買ったあとに「失敗した!」と思って来たのだとしたら残念だ。買う前に「失敗しないように」と検索しているのならばいいのだけれど。折角、このサイトを作ってChromebookを推しているのだから、買ったあとに失敗したと思う人がいなくなることを願いたいし、そのために微力ながらも情報発信は続けたい。このサイトでも「Chromebookの悪いところ」と題して、Chromebookではできないこと、Windowsパソコンとは違う点を説明している。それも参考にしてもらうとして、改めて「Chromebookを買って失敗した!」とならないようにポイントをまとめておきたいと思います。

最近、Webの各メディアでChromebookが取り上げられるようになり、「今買うならこれ」とか、「在宅勤務にピッタリ」などと書かれている。また、GoogleによるTV CMも数多く放送されている。さらには、政府の「GIGAスクール構想」の後押しもあって、Chromebookの認知度は確実に上がっているだろう。ただ、その分、Windowsパソコンとの違いが分からずに買ってしまい、「失敗した!」となる危険性も上がっているのかもしれない。

そもそも、「失敗した」と思う原因はなんでしょうか。辞書には

  • 期待した結果が得られなかった。
  • 目的を誤って良い結果が得られなかった。

なんて感じのことが書かれています。となると、失敗しないためには

  • 期待することを明確化する。箇条書きにするといいでしょう。
  • 購入しようと思っているChromebookがその期待を満たすか調べて見る。

という、当たり前のことをすればいい訳です。
そんなの言われなくても分かっているよ!と思われるかも知れませんが、難しいのは「暗黙の前提」というやつ。
あれがしたい、これはできるだろうと、はっきりと意識しているポイントは、箇条書きにしろと言われたらすぐに出てくるでしょう。例えば、「Zoomでネットミーティングができること」とか「Wordで文章を書けること」、「Netflixが観られること」などなど。そして、こう言う話は、このサイトでもちょこちょこ紹介していますが、色々な場所で紹介・言及されています。なので、すぐにできる・できないが分かるでしょう。ちなみに、どれもChromebook上のChromeブラウザの中でできます。それに反して、暗黙の前提は気が付くのが難しい。そのため、あとから「あれ、思っていたのと違っている!」となり易い。

実は、Chromebookにはこれができません

例えば、スマートフォンしか使ったことがないと、Chromebook(Windowsパソコンでも同じですが)では使い出すときに“ブート”しないといけない、ログインしないといけないことも「あれ、違っている!」と思うはず。もしかしたら、フリック入力じゃなくてキーボードを使わなきゃいけないことに驚くかも?
少々オーバーに書きましが、失敗したと思わないためには深掘りが必要と言うことです。

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さて、前置きが長くなりすぎてしまいましたが、本題に移りましょう。自分がパソコンやスマートフォンで行っていることを思い出して、つらつらと書き出してみます。実は、これらはChromebookではできないのです。

Windows用アプリ(ソフトウェア)をインストールして使う

Chromebookは、“Chrome OS”というOS(オペレーティングシステム)で動いています。これは、Windowsとは別物。Apple/Macのソフトが(そのまま)Windowsにインストールできない・動かないのと同様、Windows用インストーラーではChromebookにソフトをインストールすることができません。
「あのソフトが使いたいのに、できない!」とか、「前に(Windowsパソコン用に)買ったソフトが使えない!!」と、「こんなハズじゃなかった!!!」となってしまうかも知れません。この点は、注意してください。例えば、私の場合は長年愛用しているATOK(日本語入力・変換ツール)が使えないのが残念で仕方ないのですが、諦めました。
「このソフトが使えないならやっていられない!」というものがある場合、事前にChromebookで使えるかどうかを確認した方が良いでしょう。とは言え、Chromebookにも同じようなことができるソフト・アプリがあるので、何とかなります。ATOKは使えませんが、Googleの日本語入力ソフトも最近は頭が良くなってきたので、まあ使えていますよ。

また、最近はWindowsパソコンでもネットからソフトをダウンロードしてきてインストールするのが当たり前になってきています。でも、まだまだ「インストール用CD-ROMから読み込んで・・・」ということもあるはず。これがChromebookではできません。Chrome ウェブストアからしかインストール出来ないんです。これは、セキュリティを保つための制限。出所のわからないものは使わせない・入れないというポリシーなのです。

Chromebookの場合、Android互換環境がエミュレートできるので、Android用アプリ(の一部)もGoogle Play Store経由でインストールし、使うことができます。

最近はかなり豊富に揃ってきているので、アプリ・ソフトウェアに困ることもあまりないでしょう。

消してしまったファイルをゴミ箱から取り出す

これ、できないんです。Chromebook(Chrome OS)にも、ファイルやフォルダーを管理・編集するアプリ「ファイル」があるんですが、これには“ゴミ箱”の機能がありません。なので、ファイルやフォルダーを消去すると、有無を言わさずに完全に消し去ってくれます。「ゴミ箱からもとに戻す」なんてことはできません。そもそもアプリ「ファイル」にはゴミ箱がないんです。

ファイルマネージャー

Googleドライブにはゴミ箱機能があるので、ファイルをもとに戻せるのですが、Chromebookのローカルストレージにおいてあるファイルの場合は注意してください。

なお、Chrome OSでもゴミ箱機能を開発中との話もあるので、もうすぐできるようになるかもしれません。

ネットに繋がず使う

まあ、最近はテレワーク・リモートワークが普通になってきていますから、Windowsパソコンでもネットに繋がないで使うことは殆ど無いでしょう。とは言え、元々がスタンドアローンで動かすことを前提に作られたOSですから、ネットに繋がっていなくても大抵のことはできます。

その反対に、ネットに繋ぐことを前提に作られているのがChromebook。全く何もできない、と言う訳ではないですが、かなりできることが少なくなります。

ネットゲームで遊ぶ

Chromebookでも遊べるゲームは多少はあるようですし、Androidのアプリで動くものもあるでしょう。ただ、基本的にグラフィックの性能はそんなに高くないのがChromebook。なので、あまり期待しない方が良いでしょう。ソリティアぐらいなら問題はないですが、アクション系は・・・。

自分は何をしたいのかを考えよう

私の場合、このサイトのタイトルにある通り、「ブログを書く」ことができれば良いと思っています。そして、それにはChromebookは軽くて、余計なこと(ソフトの個別アップデートやウィルス対策など)を気にしなくていい自由さを持っていて、Windowsパソコンよりも適している、と思っているのです。

Googleが規格を決めているChrome OSですから、Googleのツールが好きな人、Googleのツールを使って仕事をしている人にも向いているでしょう。

逆に、ゲーマーさんにはChromebookは向かないと思います。

郷に入れば郷に従え

そう、Androidのスマートフォンだって、最初は戸惑ったはず。「i-modeが使えない!」なんて思ったんじゃないですか?(例が古いかな)
Chromebookだって同じ事。最初は戸惑うこともあるかも知れませんが、慣れてしまえば大丈夫。

事前にちょっと調べて、自分が使いたいソフト・アプリがどうなっているかを確認することさえ厭わなければ、「ああ、失敗した!」となることは少ないでしょう。
それに、こう言ってはなんですが、一万円台で買える機種もあるので、“お試し”感覚でも良いかも。これなら自分に合いそう、となれば、次に買う時にはもっと高いのを選ぶとして。

参考になりそうなサイトも一杯

各社がChromebookの解説サイト・ページを設けています。これらを参考に、「これならば失敗はしないだろう」と確信したところで購入してくださいませ。

おすすめ機種

私が実際に使っている・使ったことがある機種からおすすめを選ぶとすると、以下の記事を参照してください。

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