なんか、色々新機能が追加されました
Chrome OSもVer.125になっていたんですね。その間、ずいぶんと拡張されてきましたが、今回もまた新機能が色々と実装されていました。特にChromebook Plus用にはAIを採り入れたものが多いですね。「AIもこなせます」ってのがChromebook Plusの売り文句ですから、それを実践するための拡張と言えましょう。
今回はそのいくつかを紹介。
生成AIによる壁紙設定
Chromebookでも壁紙設定の機能ははだいぶ前に実装されていました。任意の画像ファイルを指定したり、Googleフォトの写真を使うこともできます。
今回、生成AI(Geminiなのでしょう)を使って壁紙を作る(作ってもらう?)機能が実装されています。まあ、他の生成AIサービスを使って画像を生成したものを壁紙にすれば同じことでしょうが、それがChrome OSのツールとしてできちゃうということでちょっと面白いかな、という感じだと思います。
早速試してみました。デスクトップ上でマウスを右クリックし、「壁紙を設定」を選びます。すると、こんな画面になり、「AIを使用して作成」ボタンがどんと現れます。これを押してください。
「試験運用版」と書かれているので、これから仕様が変わっていくかも知れませんが、この記事を書いている時点ではこんな見た目です。
最初だけ、以下の注意書きが表示されました。使い方も簡単に書いてあります。
注意書きにあるように、テーマ選定をするとさらに「キーワード」を設定する画面となります。ただ、今のところは自由に言葉を入力することはできませんでした。「ひらめきがほしい」とするとキーワードが変化する仕様です。
試しにやってみたところ、キーワードが変化しました。で、「作成」ボタンを押すと実際の壁紙画像が生成され、それらが並んで表示されます。気に入ったものをクリックすると壁紙として設定されます。
気に入らなければ「再作成」するとまた別のものを生成してくれます。もちろん、「ひらめきがほしい」でキーワードを変更して作成し直してもOK。自分の気に入るものが出てくるまで試してください。
今のところはこんな感じで、他の画像生成AIサービスに比べると自由度はほとんどなく、生成される画像も“いかにもAIが描いた”感じの絵になっています。
“実用に耐えるレベル”かどうかは難しいところですが、まあ壁紙ですから実用性と言ってもこんなものかな。AI関連機能を実験的に実装してみるには手頃なテーマだと言えましょう。ライブ壁紙として、定期的にAIが生成した壁紙を切り替えて表示してくれたらもうちょっと面白くなるかな。
Gemini呼び出しボタン
Chromebook PlusにはGoogleの生成AIツールGeminiが搭載されています。そのGeminiをシェルフから呼び出すボタンが付きました。
Windowsパソコンでは、NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を組み込んだ機種がデフォルトでMicrosoftのCopilot呼び出しボタンを表示するようになっています。今回の新機能搭載はそれへの対抗という意味があるのでしょう。
実際、Copilot呼び出しボタンと同じように、Chromebook PlusのGemini呼び出しボタンもGeminiをパッと呼び出す造りになっています。
私も調べ物をする時にちょこちょことGeminiを使っているので、この機能は重宝しそうです。
以下、Geminiに「GoogleのGeminiのことを紹介するブログ用記事を書いて」とお願いして生成してもらった記事です。参考までに生成結果をそのまま載せておきます。
ちなみに、最初“Googleの”と入れなかったら「双子座」の説明をしてくれました。
Googleの革新的なAI「Gemini」:クリエイティブと生産性を高めるマルチモーダル大規模言語モデル
2023年12月にGoogle DeepMindによって発表されたGeminiは、LaMDAとPaLM2の後継となるマルチモーダル大規模言語モデルです。テキスト、画像、音声、動画を統合的に処理し、高度なタスクをこなせる点が特徴で、OpenAIのGPT-4と並ぶ革新的なAIとして注目を集めています。
Geminiの特徴
- マルチモーダル対応: テキストだけでなく、画像、音声、動画も理解し、処理することができます。これにより、より直感的で自然なコミュニケーションが可能になり、複雑なアイデアの伝達や、クリエイティブなコンテンツ制作にも役立ちます。
- 高度な生成能力: 文章生成、翻訳、要約、コード作成など、様々なタスクをこなすことができます。さらに、詩、脚本、音楽作品などの創作活動も支援し、人間の発想力を拡張します。
- 対話型AI: ユーザーとの自然な会話を通して、情報を提供したり、質問に答えたり、指示に従ってタスクを完了することができます。まるで人間と会話しているような感覚で、AIとの距離を縮めてくれます。
- スケーラブルなアーキテクチャ: 大規模なデータセットで学習し、継続的に改善していくことができます。そのため、将来的にはさらに高度な機能が追加されることが期待されています。
Geminiの活用例
- ビジネス: 資料作成、プレゼンテーション作成、顧客対応、マーケティング活動など、様々な業務を効率化することができます。
- 教育: 個別学習計画の作成、教材開発、採点・評価など、教育現場での活用が期待されています。
- 研究: データ分析、論文作成、シミュレーションなど、研究活動を支援することができます。
- エンターテイメント: 小説、脚本、音楽作品などの創作活動、ゲーム開発、バーチャルアシスタントなど、エンターテイメント分野での幅広い活用が期待されています。
Geminiの現状と将来展望
現在、Geminiは研究者や開発者向けに限定公開されていますが、将来的には一般ユーザー向けにも提供される予定です。今後、Geminiがどのように進化し、私たちの生活を変えていくのか、注目が集まります。
Geminiに関する情報
- Gemini公式サイト: https://blog.google/technology/ai/google-gemini-ai/
- Gemini紹介ブログ記事: https://aismiley.co.jp/ai_news/how-to-use-google-gemini/
- Gemini解説動画: [YouTube Gemini AI]
まとめ
Googleの革新的なAI「Gemini」は、クリエイティブと生産性を高める強力なツールです。マルチモーダル対応、高度な生成能力、対話型AIなど、従来のAIにはない多くの特徴を持ち、様々な分野での活用が期待されています。今後、Geminiがどのように進化していくのか、注目しましょう。
以上がGeminiが生成してくれた文章でした。私がダラダラ書くブログ記事よりも簡潔で分かり易いかも知れませんね。いや、頑張らねば。。。
なお、記事を書くにあたってはASUS Chromebook Plus CM34 Flipを使っています。
今回のバージョンアップでは他にも新機能があるので、また紹介します。