Chrome OSの新機能:ゴミ箱
Windowsのファイルマネージャー(エクスプローラー)ではお馴染みの「ごみ箱」。ファイルを消去してもこの「ごみ箱」に移動するだけで、実際は消えてはいないというもの。「ごみ箱」フォルダーに“捨てられた”ファイルも「元に戻す」と、文字通り、元あったフォルダー上に復活させることができるのでした。まあ、こんなことを今さら説明するまでもなく、誰もが知っているでしょう。
ところが、そんな「ごみ箱」がChromebook(Chrome OS)はこれまでなかったんです。みなさんもご存じだったと思いますが、ファイルを消しちゃうと、もう取り戻すことができなかったんですよ。Windowsに慣れている人にとっては「あれ?どこにもない?!」と慌てたことがあったんじゃないでしょうか。
確かに、ファイル管理ツールを見ても、どこにもゴミ箱フォルダーがありません。
ということで、Chrome OSをバージョンアップしてください。最新版ではその「ゴミ箱」が実装されているんです。新機能紹介にもちゃんと載っています。「重要なファイルを安全に管理」してくれるそうです。
ちなみに、Windowsは「ごみ箱」で、Chrome OSは「ゴミ箱」。平仮名と片仮名の違いはなんなんでしょうね。何か細かい拘りがあるのかな?
いちおう、機能を確認してみた
さて、Chrome OSを最新版にアップデートすると、ファイル管理ツールに「ゴミ箱」が現れます。左下を見てください。
ゴミ箱も一つのフォルダーです。開いてみるとこんな感じ。まあ、これまでに削除したファイルは当然ですが入っていません。
「ゴミ箱を今すぐ空にする」こともできるようですが、「ゴミ箱のファイルは30日後に削除され」るそうです。気をつけましょう。これはWindowsとは違いますね。あちらは自動削除はされませんから。
ファイルを削除してみました。ちゃんと「削除したファイルはゴミ箱に移されました」と出てきました。素晴らしい。
当たり前ですが、削除したファイルはちゃんと「ゴミ箱」フォルダーに移っていました。良かった良かった。
なお、ゴミ箱機能の対象は、ローカルファイルのみ。GoogleドライブやDropbox上のファイルは対象外です。今まで通り、消去するとそのまま永久に消えてしまうので注意願います。
ちょっとずつではありますが、Chrome OSも進歩していき、さらに使い易くなっていっているのでした。有り難いことです。