在宅勤務に必要な機能は?
「先週から在宅勤務継続中。膝上テーブルを買ってみました | ぶんじんのおはなし第二話」で書いたように、私も在宅勤務中です。色々とセキュリティ上の制約があって、会社支給のノートパソコンで作業してます。IT系の企業なので、リモートワークの環境に問題はなく、社員もある程度は慣れているので大きな問題は生じていません。
でも、そうじゃない企業もきっと多いですよね。在宅勤務なんてどうすれば良いの?という感じのところは大変そう。
そんなシビアな状況には参考にならないかも知れませんが、Chromebookでもこれくらいのことはできるよってのを紹介します。何かの役に立てば幸いです。
紹介するのは、「ネットミーティング」に使えるアプリと、Office文書の編集アプリ。この二つができれば、とりあえず仕事はできるんじゃないですかね。(ちょっと乱暴すぎ?)
ネットミーティング・ディスカッションに使うのは
急激にユーザー数が増加して、セキュリティ上の問題が色々と見つかったZoomミーティング – Zoomですが、問題なく使えます。
ただ、私の使っているASUS Chromebook Flip C434TAだとCPUが非力のためでしょうか、バーチャル背景が使えないようです。普通にビデオ通話・会議はできるのですが。なので、ビデオ会議の時は部屋をきれいにしてから臨んでください。
Skypeに対抗してリリースした(?)Google Duoですが、こちらはちゃんと動きます。まあ、これは”電話”アプリなのかな。複数人で使ったことがないし、たぶん、その機能はなさそう。
GoogleのオンラインミーティングはGoogle Hangoutsですね。企業向けのサービスG-Suiteだと、これの上位バージョンであるGoogle Hangouts Meetってのがあって、それでは大人数でのオンラインミーティングが可能です。うちの会社ではこれを使ってます。
個人用でも(G-Suiteじゃなくても)少人数のグループならばOK(のはず)。
ご存じSkypeです。Webブラウザ上で動くようになったので、Chromebookでも問題なく使えます。Zoomだとビデオミーティングの時に背景を任意の画像に変えられる(はめ込める、と言うべきかな?)ようですが、Skypeでは「背景ぼかし」ができます。とりあえず、これでもないよりはまし。Google Hangouts Meetにはその機能がないんですよね。
オマケで紹介。Google Jamboardです。Googleがハードウェア(タッチパネル式のでっかいディスプレイ)を売っていて、そこで使う「ホワイトボード」アプリです。アプリだけでも使えるので、上記のネットミーティングアプリと一緒に使うといいかも。タブレットで、手書き感覚で書き込んでいって議論する感じ。ブレーンストーミングなんかですかね。
Office文書の取り扱い方
Googleのツールを使う
Officeの文書を読んだり、書いたりする作業も多いんじゃないでしょうか。ChromebookはGoogleの規格に則ったパソコンですから、まずはGoogle提供のツールを見ていきましょう。
GoogleでもMicrosoft Office互換というか、同様の機能を持ったツール群を用意してます。
- MS-Word : Googleドキュメント
- MS-Excel : Googleスプレッドシート
- MS-PowerPoint : Googleスライド
という感じです。他にもGoogle純正のツールや、サードパーティーが出しているものなど、多数あります。追加でウェッブストアからインストールする必要のある”拡張機能”となっているものあるので、適宜、探してみてください。
基本的に、Googleドライブ上にファイルを置いておくと扱いが便利。下の例では、MS-PowerPointで作られたファイルを読み込もうとしているところです。
プレビューで中身(の一部)を確認することができます。ただ、PowerPointだとSmartArtを使って書かれた部分がちゃんと処理されなくてスッポリと抜けてしまうのが問題。私はSmartArt好きなので、かなり多用しているんですが、そうなると中身が空っぽに見えてしまう。。。
Googleスライドを使ってオープンしましょう。すると、ちゃんと読み書きできるようになります。
ただ、SmartArtは部品にバラされてしまいます。なので、例えば下の例だと、”ステップ4″を追加しようする場合、手作業で行う必要があります。
編集し終わったファイルは、そのままGoogleスライドのままで良ければ問題はなし。自動的に保存されていますし、共有すればすぐに他の人も観られる・編集できるようになります。
あと、PowerPoint形式で書き出しも可能。例の(?)SmartArtの部分は部品に分解されてしまった状態ですが、共有相手がそれ以上編集しないならば問題はないでしょう。見た目は変わらないので。
Word、Excelに関しても同様です。
Microsoft 365を使う
Microsoftのクラウドサービス “Microsoft 365” を使うという手もあります。最近、名前が “Office365” からこの名前に変更になりました。
Web版のOfficeツールが用意されていて、Microsoftがやっている分、通常の(インストールして使う)Officeツール群との互換性は高い(はず)です。以下のようなメニューが用意されています。このサービスはもちろんChromebookでも使えます。
- Excel, Flow, Forms, OneDrive, OneNote, Outlook,
- PowerPoint, Skype, Sway, To Do, Word, 予定表, 連絡先,,,
Officeファイルをそのまま読み込んで編集ができます。SmartArtも問題なく使えます。さすがは謹製ツールですね。
会社でOffice365の契約をしていれば家でも使えます。また、個人用のライセンスもあります。私は会社でも契約があるのですが、歴史的経緯(?)で個人用ライセンスも契約しています。なので、Officeツールは使い放題。また、個人用ライセンスにはMicrosoftのクラウドストレージサービスであるOneDriveの1 TB分の使用権が付いているのもグッド。Windowsパソコンのホームディレクトリ(My Document)は全部こちらに移しちゃっています。
下記バナーからライセンス契約できます。
Androidアプリは無料になっているので、こっちでもいいかもしれません。普通にPlayストアからインストールしてください。
機能的には制限があるようです。でも、PowerPointではSmartArtも使えます。編集画面のLook&Feelが違っているんですが、実用上は問題なさそう。Microsoft 365の契約がない場合はこちらでも良いでしょう。
と言うことで、Chromebookも在宅勤務に使えるんじゃないかな、と言う話でした。
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