ショートカットを使いこなしていますか?
以前、このブログで「ショートカット」について書きました。その記事はこれ。
ショートカットを覚えるとブログの記事を書くにしろ何にしろ、効率よく、いや気持ち良く作業ができるでしょう。私もバーチャルデスクトップを切り替える「 “ランチャー(検索)”+“@”」と、「“ランチャー(検索)”+“[”」は多用しています。記事を書いているChromeを表示しているデスクと、資料を表示したデスクとを分けておくと画面が広く使えて作業がはかどります。
とは言え、一覧表で見るとおり、ショートカットの種類は一杯あり、全部を覚えて使いこなすのは至難の技。また、その必要もないでしょう。ということで、自分がよくやる作業のショートカットだけをマスターするのがおすすめです。
文章作成でよく使うのはコピー&ペースト
どんな作業を頻繁に行うかはその人次第ですが、私の場合は「コピー&ペースト」。上記の通り、別の資料に書いてある言葉や文章を自分のブログに貼り付ける作業です。Chromebookの紹介をする時、その型名だとか、使っているCPUの名前だとかを間違えては大変。正確さを保つためにコピー&ペーストするのです。
「コピー&ペースト」のショートカットは有名(?)ですから、知っていて使っている人も多いでしょう。念のため、列挙しておきます。
- コピー:(参照元の単語・文章をマウスでドラッグして選択状態にしてから)Ctrl + c
- ペースト:(貼り付け先にカーソルを移動してから)Ctrl + v
参照元の単語・文章を消してしまい、貼り付け先に“移動”させるのであれば
- カット:(参照元の単語・文章をマウスでドラッグして選択状態にしてから)Ctrl + x
- ペースト:(貼り付け先にカーソルを移動してから)Ctrl + v
となります。
ショートカット“初心者”はまずこれだけでも覚えるとかなり作業が気持ち良くできるようになりますよ!
複数の単語・文章をコピー&ペーストする時はどうする?
さて、ここからが本題。上記のように私は資料から単語をコピー&ペーストすることが多いと書きました。さらにはこの時、「Chromebook本体の型名」、「CPUの名前」など、複数の単語をコピー&ペーストします。もちろん、ショートカットのコピー&ペーストを繰り返せばいいのですが、そのたびにバーチャルデスクトップを切り替えるのも、ショートカットを覚えていたとしてもちょっと面倒。そこで
「複数の単語・文章を一度にコピーしておいて、貼り付け先に選択しながらペーストする」
という技をご紹介。
さて、ここでもう一度、ショートカット一覧を確認してみましょう。ここでコピーをするショートカットの説明を見ると「選択した内容をクリップボードにコピーする」と書いてあります。そう、コピーした単語・文章は“クリップボード”という場所に保管されるんですね。実はこのクリップボード、複数の情報を保管しておけるんです。型名をコピーし、次にCPUの名前をコピーすると、その両方が順に並んで保管されているイメージです。
ちょっと脱線すると、クリップボードは文字列だけではなく図(イメージデータ)も保管できるので、図や写真をコピーして他の場所にペーストする時にも使われるんです。
さてさて、そのクリップボードはですが、通常のショートカット:ペースト(Ctrl + v)だと無条件で一番最後にコピーした(保管した)データを呼び出してきて貼り付けます。では、二番目、三番目に保管されたものを呼び出して貼り付けるにはどうすればいいでしょうか。それが
クリップボードを開く:“ランチャー(検索)”+ v
です。

このショートカットを使うと、下のようなポップアップウィンドウが現れます。そう、タイトルに「クリップボード」と書いてありますね。一番上に出てきているのが最後にコピー(またはカット)して保管されたデータです。その下の小さく“Ctrl + v”とあるように、普通にペーストのショートカットを実行するとこのデータが貼り付けられます。その下に並んでいるのがその前にコピーされて保管されたデータです。これらをペーストしたい時はマウスでクリックしてください。これで完成!

実際に使ってみたイメージです。これで何度も参照元と行ったり来たりする必要はなくなりますね。実際、かなり効率は上がります。とても気持ちよく作業できるようになります。ぜひ、覚えて活用してください。

ちなみに、上のクリップボードの例だとイメージデータがリストの最後にあります。もちろん、これも選択すれば貼り付け可能です。ね、便利でしょ?!
おまけ:Windows OSで複数のコピー&ペースト
おまけです。このブログはChromebook、Chrome OSの話に特化しているんですが、参考までにWindows OSでも同じことができるという話を載せておきます。というか、こちらが先にあってChrome OSでもこの機能が実装されたということなのだろうと思いますが。
Windows OSの場合、“ランチャー(検索)”キーはありません。そのかわりに使うのが”Windowsキー”です。正方形が4つ並んでいる奴です。このキーが違うだけで操作はChrome OSと同じです。
ただ、デフォルトではこの機能はオフになっているようで、最初にWindowsキー + vを押したときには“設定アプリを開く”が出てきて、機能をオンにするように促されるのでご注意を。この作業は一回だけやっておけばあとはオフにしない限り大丈夫です。

Winsowsのクリップボードはこんなイメージ。


ショートカットを使いこなせると本当に気分よく、効率よく作業ができます。一つずつでもマスターしていくことをおすすめします。
その最初のひとつとして今回紹介した「コピー&ペースト」はいいんじゃないかと思います。使える場所がいっぱいありますからね。