HP Chromebook x360 c13とは
HP Chromebook x360 c13を試用する機会を得ましたので、触ってみた感想をレポートします。
この機種はいくつかのグレードがあって、主なスペックは公式サイトの説明によると下記の通り。
型番 | 13c-ca0001TU, ca0501TU, etc. |
カラー | ナチュラルシルバー |
CPU | Intel Core i3, i5, i7 |
メモリー | DDR4 SDRAM 8GB, 16GB |
ディスプレイ | 13.5インチ 1920×1280(WUXGA), IPSタッチディスプレイ 10テンマルチタッチ・タッチスクリーン(静電容量方式) |
ストレージ | SSD 256GB |
サウンド | Audio by Bang&Olufsenデュアルスピーカー、内蔵デュアルマイク |
カメラ | イン HD Webcam 92万画素 |
通信 | IEEE802.11ax Wi-Fi6, Bluetooth5.1, LTE-Advanced(nanoSIM) |
入力機能 | バックライトキーボード(日本語配列), クリックパッド(タッチジェスチャー対応) |
I/F | SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×1、 SuperSpeed USB Type-C 5Gbps ×2 (Power Delivery、DisplayPort 1.2)、 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 |
生体認証 | 指紋認証リーダー |
消費電力 | 最大約65W |
バッテリー | バッテリー駆動時間 約11.6時間、充電時間 約1.5時間 |
サイズ・質量 | 326.6 x 228.8 x 18.6mm , 約1.65Kg |
主な付属品 | ACアダプター(USB Type-C 65W 100-240VAC, 50-60Hz),製品保証書 |
価格は124,000円(税込)からとなっています。
なかなかいいお値段ですが、このスペックですからね。文句なしでしょう。
特徴としては、ディスプレイが流行りのHD(横長16:9)ではなく、3:2となっているところ。これは好みにも依るでしょうが、同じ13インチでも“縦に長い”ので、Webブラウザでサイトを閲覧するなんて時にはいいと思います。
あと、LTE対応なので、リモートワークの多い人には“どこでも使える”安心感があるでしょう。
また、指紋認証機能もついています。セキュリティに強いHPらしいですね。Chromebookでもこの価格帯になるとしっかりとしたセキュリティ対策ができるようになっているのでしょう。あと、背後からの覗き見防止のための反射型プライバシースクリーン HP Sure Virew機能も搭載されています。防止スクリーンをディスプレイに貼り付ける必要がなく、ディスプレイ自体が視野角を狭め、横や上から見えにくくしてくれる機能です。さすが、高級機ですね。
ACアダプタからの接続はUSB Type-Cです。本体側には左右両側にUSB Type-Cの端子があるので、電源ケーブルの引き回しに便利。
そしてUSIアクティブペン対応のディスプレイなので、スラスラと手書きできますよ。
なお、USIアクティブペンに関しては下記記事を参照してください。
外観チェック
外観をチェックしていきます。まずは天板。「Chromebook」のロゴが左上に、そして中央には「HP」のロゴがあります。「HP」のロゴ、色合いもそんなに主張しすぎず、クールですよね。
メタリックシルバーなので高級感もあります。
底面もスッキリ。
キーボードはこんな配置です。いわゆる「右詰」で、右側のキーが左側に比べるとちょっと窮屈になっています。特に、右側のShiftキーは他の文字キーと同じサイズになっています。
とは言え、打鍵感は悪くなく、右詰も特に違和感なく、打ち間違いもなくてすぐに慣れることができました。
端子類を見ていきます。まずは左側面。写真左側がディスプレイ側になります。
左から、ヘッドホン端子、USB Type-C、セキュリティスロット、電源ボタン、ボリュームボタン、カメラキルスイッチとなっています。カメラキルスイッチは文字通り、Webカメラ(インカメラ)のオン・オフスイッチです。物理的な「シャッター」をレンズ部分に付けているパソコンもありますが、この機種は電気的にオン・オフするようになっています。
右側面。写真右側がディスプレイ側になります。右からUSB Type-A、USB Type-C、Micro SDカードスロット、SIMカードスロットになっています。
筐体の薄さを保つため、厚みが必要なUSB Type-A端子はこんな風にちょっと開いて使う形になっています。
SIMスロットはナノSIM用(一番小さいやつ)です。
ディスプレイと本体はこんな感じで接続されていて、360度回転可能となっています。
こんな風に“テント型”に立てて使えば、狭いスペースで動画を見るのに適しているでしょう。
完全にディスプレイを折りたたんだところ。自動的に「タブレットモード」になり、この状態だとキーボードのキーを触っても反応しないようになっています。タブレットとして画面を指やUSIペンでタッチして操作してください。
指紋認証センサーはここについています。やっぱり便利ですね。PIN入力も手軽なのですが、指一本を置くだけでログインできるのは楽。セキュリティ面でも安心です。
と、今回はここまで。
次回は実際に使ってみた様子をレポートします。
ここから買えます
下記リンク先の公式オンラインショップで購入できます。上記のスペック紹介にある通り、グレードの異なるバリエーションが色々とあるので、自分にあったものをどうぞ。個人的には、CPUよりもメモリにお金を使った方が快適に使える気がします。
公式オンラインショップ:HP Chromebook x360 c13
あと、今、このページ「HPのChromebook、あなたならどっち?」で、x360 C13とx360 b14の比較を紹介しています。名前の通り、ディスプレイのサイズが違いますが、他にも色々と違っているので、ご参考までにどうぞ。
で、別売りのUSIアクティブペンですが、残念ながら売り切れ中のようです。同じUSI規格対応のペンならば問題なく使えるので、例えばエレコムから出ているやつなどを購入してください。