無料で使えるブログサービスは一杯あり、とても全部を比較できません。ここではChromebookと相性が良いだろうと思われるものをいくつか紹介します。具体的には、ChromeOS用の管理環境ツールが提供されていたり、Chromeブラウザ向けの拡張機能が提供されているものになります。
主なものはこれら。
ChromeがGoogle製ですから、Bloggerがきっと相性は一番良いのでしょうが、日本(人)向きとなるとアメーバブログも親しみがあるでしょう。また、将来的に自分でカスタマイズを色々したくなった時にはWordPressを選んで慣れておく方が便利かも知れません。
ブログサービス間での”引っ越し”(データの移動)も可能なので、最初はどれを選んでもいいでしょう。(実際にやるとなると少々手間がかかりますが・・・。)
★ Blogger
Googleが提供するサービスです。当然、Chromebookとの相性もよく、登録・開設はスムーズですし、日々の投稿も、サイトの管理(アクセス解析やレイアウト設定など)も、楽です。
まずはテンプレートを選びます。全体の色合いやら、レイアウトやらなんやらをここで決める形になります。「写真を一杯並べたい」とか、「文章中心にしていく」といった希望に合うテンプレートが用意されています。
さらに細かいレイアウトの指定もできます。初めのうちはそのまま触らずにいても全く問題はありません。
ブログを見に来てくれた人の統計データを見ることもできます。アクセス回数や、どこの国(正確にはどこのドメイン)からアクセスされたのかが分かります。あんまり気にしない方がいいと書きましたが、やはり気になるものですよね。
サイトはこちら : Google Blogger
★ WordPress.com
WordPressというフリーウェアのCMSツールの維持・管理をしている団体が、誰でも使える環境を提供してくれています。ブログ専用というわけではなく、WordPressの知識があれば、企業が作るようなホームページを作ることもできます。実際、多くの企業がWordPressを使って自社のホームページを作成・運用しているほどです。
ただし、”企業のホームページ”のようなカスタマイズをするには有料プランに入る必要があります。もちろん、普通にブログを書く分には無料プランで全く問題ありませんので、ご心配なく。
ステップは4つだけ。まずはサイトのURLを決めてください。無料プランの場合、ドメインは”wordpress.com”に固定されていますので、この前に付く部分を自分で選べる訳です。もちろん、既に使われている名前は「ダメ!」と言われてしまいますが。
有料プランにすると、ドメインを選ぶことができます。企業がよく使う”.com”や”.net”なんてのにすることもできます。ここまで凝る必要はないので「結構です」としてスルーしましょう。
テーマ選択です。ここは重要。見本をよく見て、気に入ったデザインを選んでください。写真を一杯並べるのに適したものや、雑誌のような感じで投稿記事を並べてくれるものなどがあります。
最後にもう一度、無料プランか有料プランかを選ぶ画面が出てきます。素直に無料プランにしておきましょう。
これでもう、ブログを書き始められますよ。しかも、見本のページ(”Hello world”)を一つ作っておいてくれるので、最初の一歩はこれを書き直すことからも始められます。最初の一歩を楽にしてくれているサービスなのでしょう。
専用の管理用環境(エディタ(blog投稿・修正)や各種設定、統計データ閲覧(アクセス数など))もChromeの拡張機能として提供されています。これを使えば迷うことなくblog投稿ができるでしょう。また、慣れてくれば、上記で選んだ「デザイン」の変更をすることも簡単にできます。これまでに投稿した記事にも変更が適用されるので、“模様替え”をしたいなと思った時に試してみるといいでしょう。もちろん、あまり頻繁に模様替えをすると、blogを見に来てくれる人が迷ってしまうかもしれないのでご注意を。
専用拡張機能はこちら。
WordPress.com – Chrome ウェブストア
サイトはこちら : WordPress.com
★ アメーバブログ
芸能人や有名人の「公式ブログ」が一杯あることで知られています。それらブログを閲覧し、コメントを書いたりするためにアカウントを作った人も多いのではないでしょうか。
サイトはこちら : アメーバブログ
★ Medium
Google Bloggerを作り、Twitterを立ち上げたEvan Clark Williamsが新たに立ち上げたのがこのMedium (ミディアム)。米国ではオバマさんやヒラリー・クリントンさんもアカウントを持っていて、ちょこちょこ投稿しているサービス。アメブロのような感じで、みんなにオープンというよりは、参加者の中で半分クローズしている雰囲気。それ故に、セレブの皆さんも本音をここでは語っているようです。
TwitterもしくはFacebookのアカウントを利用してMediumにユーザーを作るのがおすすめ。元のSNSで”友達”だった人がMedium側にも登録されていると、自動的にMedium上でもfollowしてくれるので、最初から寂しくありません(?)。
通常のブログで言う記事のことをMediumでは”ストーリー(Story)”と呼んでいて、このストーリーを書いて投稿する形です。もちろん、フォローしている人が投稿したストーリーも読むことができます。
とてもシンプルなエディターが提供されていますが、そのシンプルさ故に、記事を書くことに集中することができます。シンプルといっても、イメージの貼り付けやTwitterなどの投稿のはめ込みは普通のブログよりも簡単。
日本での認知・普及はこれからですが、有志による使い方ガイドなどもMediumの中で提供(ストーリーとして投稿)されているので、迷うことは少ないでしょう。
サイトはこちら : Medium – a place to read and write big ideas and important stories
★ note
米国生まれのMedium (ミディアム)と似たような国内のサービスがnoteでしょうか。最近、ブログ界隈で有名人の(?)徳力 基彦(tokuriki)さんがnoteプロデューサー/ブロガーになったことでも再注目されているかも?!
こちらは、「マンガ」、「小説」、「写真」、「ライフスタイル」などの“カテゴリー”が作られていて、自分の作品を発表する場にもなっています。もちろん、普通にブログとして利用するのも問題なし。
サイトはこちら : note ――つくる、つながる、とどける。