トートとは
Googleの説明によると、
トートは、新しいファイル置き場として、必要なファイルをすばやく見つけたいときに役立ちます。最近のダウンロード、最近のスクリーン キャプチャ、固定したファイルにすばやくアクセスすることが可能です。スクリーン キャプチャを実行したり、ファイルをダウンロードまたは固定したりすると、シェルフにトートがポップアップ表示されます。
とのこと。なんか、わかったようでわからないですね。この説明だけだと、クリップボードのようでもあります。でも、“クリップ”されるのは文字列ではなくて“ファイル”のようです。
トートを使ってみた
ということで、使ってみました。というか、Chrome OSを最新にすると自動的に使えるようになっていて、特に設定をしなくても画面右下に現れます。下のスクリーンショットでは、もうトートに中身が入っている状態。
トートの中身は上記の説明の通り、
- スクリーン・キャプチャーしたイメージファイル
- ダウンロードしたファイル
- 「固定」したファイル
です。
「固定」したファイルというのは、ファイルマネージャーで「シェルフに固定」と設定したファイルまたはフォルダーのことです。なんで「トートに固定」じゃないのかは不明。
固定されたファイル・フォルダーはローカルのストレージにダウンロードされ、ネットワークに繋がっていない状態でも使えるようになります。
注意したいのはフォルダーの固定。Chromebookはストレージ容量が小さいですから、ファイルがいっぱい入ったフォルダーを指定するとすぐに溢れてしまいます。気をつけてください。
トートの部分をクリックすると、中身のサムネール・ファイル名が表示されます。スクリーン・キャプチャーしたファイルや、イメージファイルの場合は、何が写っているかも分かるので便利ですね。
で、このサムネイル・ファイル名をクリックすると、そのファイルを開くことができます。
私の場合、「固定」ファイルはあんまり使わないかも知れないけど、ブログ用にスクリーンショットをよく録るので、パッと確認できるのは便利。
フォルダーがローカルにコピーされるのではなくて、シンボリック・リンク(ショートカット)の形になれば使えそう。
とは言え、Windowsのように、デスクトップがファイルやリンクで一杯になるようなことは避けたいし、どういう機能が理想なのかなかなか難しいものです。